第1子、2子の産後にそれぞれ乳腺炎を経験しました。どちらも化膿するタイプの乳腺炎で40度を超える高熱が出て、とても苦しかったです。
第1子のときは初動を誤り、第2子のときはとても後悔しました。
残念ながら、乳腺炎になってしまった方、乳腺炎かもと思っている方にぜひ参考にしてほしいなと思います。
乳腺炎の兆候
第2子の産後2ヶ月頃、なんとなく乳房の外側に痛みがあるなぁと思い、鏡を見てみると乳房の一部が虫にさされたように赤くなっていました。腕を動かすと軽い痛みがある程度で、様子を見ていたら脇の下まで痛くなってしまいました。そして、夕方から発熱し、38〜40度台の熱が出ました。
第1子のときと違ったのは、
たぶん乳腺炎だ!
ということがすぐにわかったことです。
乳房の痛みや赤みが見分けるポイントです。鼻水や咳などの症状はありませんでしたが、強い頭痛はしました。
経験は大事です…
第1子のときには、インフルエンザかと思い、休日の救急外来を受診してしまいました。
乳腺炎の原因?
1人目のときは何が原因かわからなかったのですが、2人目でやっと気付きました。
どちらもイベント後でケーキやおいしいものをたくさん食べた後になってしまったのです。
乳腺の細さや体質も影響していると思いますが、食べ物がとっても重要なのかなと思いました。
盆暮れ正月
なのだそうです。
やはり食べ物も関係していそうです。
対処法
発熱してしまう、化膿性の乳腺炎における対処法です。
①助産師さんに乳房マッサージをしてもらい、詰まりを解消してもらう
②医療機関で抗生剤をもらう
③できるだけ安静にし、糖分の多いものや脂っこい食事を避ける
④水分をたくさん摂る
費用は、①が約5000円、②が約2000〜3000円(薬代含む)といったところかと思います。できるだけ同日に受診できることが望ましいです。
乳腺炎は夕方から熱が上がることが多いため、乳腺炎かな?と思ったら、医療機関の受付時間内にすぐに問い合わせした方が良いです。様子を見ていると私のように夜中に高熱と痛みで苦しむことになってしまいます…
産婦人科では抗生剤、痛み止め、漢方を処方してもらいました。里帰り出産をしたので、その産婦人科で出産したわけではないのですが、一応受け入れはしていただけました。
(午前の診療前の時間に無理矢理予約を入れさせてもらいました)
※出産した病院ではないという理由で、乳腺炎を診てもらえない場合もあるので、問い合わせをしてから受診した方が良いと思います。
ちなみに、産婦人科でも乳房マッサージをしてもらったのですが、助産師さんが下手だったようで、乳腺の詰まりは解消されませんでした。
普段から乳房マッサージで慣れている、出張可能な開業助産師さんに自宅へ来てもらうか、母乳相談室に行く方が手技は確実です。
もし詰まりが解消できない場合は手術して切開することになるそうですが、ほとんどの場合、助産師さんの乳房マッサージでつまりを解消してもらうことが可能です。
地域の出張可能な助産師さんについては、インターネットで調べたり、保健センターに問い合わせてみるのがよいかと思います。
その後
2回とも乳腺の詰まりが解消されると熱はスーッと下がりました。
ただ、痛んだ乳腺は母乳の出が悪くなってしまい、また詰まりやすくなります。
(乳腺が硬くなってしまっているのが自分でもわかります。)
それまで以上に時間をかけて、母乳が乳房に残らないよう、しっかり授乳させました。乳腺炎になる前の2倍くらい授乳に時間がかかっていたと思います。
助産師さんに聞いたところ、葛根湯は予防的に飲んでおいて問題ないとのことでした。患部は冷やし、身体全体を温めることが大切なのだそうです。
余談
第1子のときは、乳腺炎に初めてかかり、高熱からインフルエンザを疑い、休日の救急外来を受診してしまいました。
乳房の赤みから乳腺炎ということがわかりましたが、総合病院の救急外来で乳房の超音波検査をしたり、インフルエンザの迅速検査をしたりと無駄が多かったように思います。
そして助産師さんの乳房マッサージにたどり着くまで2日かかり、とてもつらかったです…
まとめ
乳腺炎にならないことが一番ですが、乳房の痛みを感じたら誰かにすぐ相談できることが望ましいです。助産師さんに相談するのがベストではありますが、相談する場所がわからない場合、平日日中であれば、保健センターに相談してみるのが良いと思います。