2児の母miharuです。
2月23日放送のすくすく子育て(Eテレ)で子どもの目について特集されていました。
回答者は国立成育医療研究センターの眼科医長である仁科幸子先生と同病院眼科の視能訓練士の三井田千春先生でした。
子どもの視力はどれくらい?
子どもの視力については、個人差があるようですが、
生まれた直後は0.01程度、1歳頃で0.1か0.2くらい、4~5歳でようやく1.0くらいになるのが平均的だそうです。
見やすい距離は1歳頃で30cmくらい、2歳頃で50cmくらい、3,4歳頃で1mくらいになるとのことでした。
また、視覚だけではなく動きや音にも反応しているのを見えていると思うことも多いようです。
子どもは視神経や脳のしくみが未発達なので、見えていても認識できていない部分があります。認識を発達させるには様々な経験をさせることが大切とのことでした。
弱視はリカバーできる
子どもが極端にテレビを近くで見ていたり(中耳炎で聞こえにくい可能性なども考えられます)、何かに極端に近寄ってみたりする様子があれば、弱視を心配したほうがよいそうです。
弱視とは『網膜に鮮明な像が映らず視神経・脳の仕組みが育たない状態』のことと定義されていました。近視の場合は眼鏡をかければ見えますが、弱視では眼鏡をかけても見えません(認識できません)。
弱視のまま大人になるともう脳の発達が終わってしまっているので、視力の回復は見込めません。
ちなみにウチの夫は片目だけ弱視です。
普段はあまり気にせず接しているのですが、左右の視力がかけ離れていて、普段は左目だけコンタクトをしています。
右目はコンタクトをしても矯正できない弱視で0.4程度しか見えていないようです。
夫曰く「見えてる世界は普通とは全然違うと思うよ」とのこと。飛蚊症もあり、私たちの視界とは本当に違うんだろうなぁと思います。
ただ子どものうちに原因がわかり治療をすれば正常な視力に近づけることができます。
弱視の原因は片目だけまたは両目の強い遠視や強い乱視だそうです。
夫も小学生頃に弱視用の眼鏡を作ったそうなのですが、あまりかけず結局治らずじまいでした。(なぜ親が徹底してかけさせてくれなかったのかと責めていました…)
そのため私自身も子どもたちの目について注意深く観察しています。
今のところ上の子は遠くの月や人を見つけられるので問題ないのかなと思いますが、下の子も気にして見ています。
親が子どもの様子をよく観察することが大切!
弱視かどうかをチェックすポイントは以下だそうです。
- 目を細めるようにして見る
- 極端に顔を擦り付けて見る
- 顔を傾けたり横目で見る
などの気になることがあれば、乳幼児健診などを待たずに眼科で見てもらうことが大切です。斜視など気づいていない症状が隠れている場合もあるためです。また片目を隠したときに極端に嫌がる様子があれば心配したほうがよいようです。
また、普段の生活の中でテレビを見るときは、『画面の縦の長さの3倍は離れて正面から見る』ことがポイントとして挙げられていました。また長時間テレビを見るのは疲れるため、こまめに休憩を入れたり、30分程度で切り上げるとよいとのこと。
スマホやテレビが生活の中で浸透している世代なので、目のことは今後もきちんとみていってあげたいなと思います。
参考サイト