こんにちはmiharuです。
最新の知見を!と思い久しぶりに甲状腺の本を読みました。
こちらの本です。
妊娠出産について書かれていたので購入しました。
この本を監修してくださっているのは、神戸にある隈病院(甲状腺専門病院)の名誉院長である宮内昭(みやうちあきら)先生です。
この本を読んだきっかけ
この本を何で知ったかというと、NHKでやっている「きょうの健康」という番組の本が月刊で出ているのですが、そこに広告として載っていました。
この本のおすすめポイント
日常生活上のアドバイスが具体的に載っている!
最後の章”甲状腺の病気と日常生活での留意点”で
日常生活で注意すべきポイントについて書いてあり、とてもわかりやすいです。
疾患についての解説本って病態についてが主になっていることが多く、日常生活についてはさらっと載っていることが多いのですが、この本については妊娠出産についてもしっかり書いてあったので、これは!と思い、図書館で借りていたのをすぐに返却し購入しました。
食生活や運動、体重管理やサプリメントについても書いてあります。
アブラナ科の野菜や大豆、タピオカの原料になるキャッサバなどに含まれている物質が甲状腺機能を低下させる可能性があることが載っていて、初耳でした。
バセドウ病と甲状腺腫瘍についても勉強できる
橋本病に限らず、バセドウ病と甲状腺腫瘍について書かれているので、橋本病に限らず甲状腺疾患の知識をアップデートできてよかったです。
産後、甲状腺機能亢進状態に陥った経験から、バセドウ病の臨床症状についても、注目してみています。
Twitterもバセドウ病のかたもたくさんフォローさせていただいています。
新型コロナウイルスについても載っている!
2022年4月に出版されているので、新型コロナウイルスについても触れられています。
この本では数値の安定しないバセドウ病患者の方への接種はお勧めしていないようです。
また、Q&Aでチラージンを服用中だと新型コロナウイルスにかかりやすくなるのは本当ですかという質問に対しては、まったくの誤情報であると明言されています。
まとめ
既知の内容も含まれていましたが、細かい部分でそうなんだ!と思う部分も多く、最新の情報を得ることができました。
甲状腺疾患は周りの方の理解が必要不可欠です。症状からはなかなか気付かれにくい病気かなと思うので、1人でも多くの人に甲状腺疾患のことについて知ってほしいなぁと改めて感じました。